不動産をお持ちの方が亡くなられた場合、その名義は相続人に移ることになります。まず一時的には、相続人ごとに法律上決められた持分が振り分けられますが、相続人全員の同意でどなたかお一人が相続するという遺産分割協議が成立した場合、そのお一人に直接不動産の名義を移すことが可能です。
※遺産分割協議に参加するのは戸籍上で判明する相続人全員です。現在連絡を取り合われている親族だけではなく、戸籍上で血縁関係にある相続人全員の同意が必要となります。




不動産の名義を亡くなった人のままにしておいても、直ちに問題となることはありませんが以下のような場合に備えて早めの相続登記をおすすめします。

1 不動産の売却をお考えの場合

不動産の名義を買主様に移す前に、一旦相続人の方の名義にする必要があります。(法律上、@相続が発生し、相続人の方へ不動産が承継された⇒A相続人の方から買主様へ不動産を売却した、と時系列に沿った登記手続きが必要となるためです。)
また、一般的に不動産を流通に乗せる前段階として、売主様である相続人の方の名義にしておくことが不可欠です。


2 不動産の名義人の方が亡くなられてから時間が経っている場合 
相続登記をせずに時間が経つと、相続人となっていた方が死亡してさらにそのお子さんが相続人となっている場合があります。現在ご高齢の方ならばお子さんがたくさんいらっしゃるという方も多いですが、例えばそのような方が相続人のお一人であって、名義変更登記をしないままお亡くなりになった場合(数字相続と言います)、結果として一つの不動産に対する相続人が、数十人規模になるケースも時々見られます。
このような状態になってしまいますと、すべての相続人の方に連絡を取るだけでも大変な作業となりますので(遺産分割協議の同意を取り付けるのはさらに難しくなります)、不動産の名義の変更はできるだけ相続人が少ない状態で行ったほうが手間と費用が少なくて済みます。




相続登記の手続きは次のような流れで行われます。

 

(1〜2時間程度)
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(2〜4週間程度、ケースによっては多少長くなります。)
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(登記申請から2週間程度で完了します。)




相続登記の際に必要となる書類は次のとおりです。
戸籍謄本・抄本
遺産分割協議書
印鑑証明書
住民票
委任状(司法書士に依頼された場合)

※戸籍についての注意点
戸籍は相続人の方でも取得可能ですが、登記申請に必要なものを漏れがなく揃える必要があります。

また、明治頃の戸籍については判読しがたい文字が混在しているうえ、血縁関係の判読が難しいものがありますので、相続人が多数いる場合は司法書士に依頼されるのがスムーズです。




相続登記について司法書士報酬30,000円〜+実費(下記参照)より承ります。

実費に含まれる費用は次の通りです。
戸籍取得費用
通信費、郵送費、交通費
登記簿謄本取得費用
登録免許税
(相続登記に必要な登録免許税(法務局に納める税金)は、不動産の評価額の0.4%です。固定資産税評価額1000万円の土地の相続登記をする場合、登録免許税は4万円となります。)